大阪の真ん中でも
昔は見渡す限り田んぼでした
肥溜(こえだめ)に落ちて
イジメられてる子もいました
千数百年続いたであろう営みが
数年前
完全に無くなりました
それは
“カエルの大合唱”
毎年
梅雨時になれば
眠れないくらいうるさかった
カエルの鳴き声
こんな恐ろしいことに
どれくらいの人が
氣付いているのだろうか?
耕作を放棄した
土地から徐々に家が建ち
とどめは
広大な田畑が
ショッピングモールと病院に変わりました
開発途中に
遺跡が発見され
工事がストップするぐらいのところ
父の子供の頃には
大阪でも白浜
“白く輝く砂浜”があったと
申しておりました
今のように
人工のものではなく
昔からそこにあった
都会にだって
守りたかった景色はあるんです
田舎は人を選びますが
都会は人を選べない
そして
最近隣に引っ越してきた人に
私は会ったことがありません
来る者を一切拒めないから
変わり果てた姿になってしまった
田舎を捨て
都会に来る人にも
どうか
そのぐらいのことは
理解していてもらいたい